鶴岡名産だだちゃ豆

その類まれなる香りと味わいが人々を魅了し、長年にわたり全国で愛され続ける「だだちゃ豆」。鶴岡周辺の限られた地域でのみ栽培され、手間暇かけて大切に育てられる極上の枝豆です。

だだちゃ豆は、鶴岡周辺の限られた地域だけで栽培される在来種。先祖代々受け継がれてきた門外不出のたねを厳しく淘汰・選別して守られてきた特別な枝豆です。７月末から約40日ほどの間で収穫、旧盆すぎに最盛期を迎え、短期間限定で出荷される貴重な作物です。

うぶ毛が茶色でさやの色も薄く、中の豆も色が茶色っぽくて２粒さやが多いなど、だだちゃ豆の見た目はあまり美しいとはいえません。しかし、ゆでている最中から広がる芳しい香り、食べれば口いっぱいに広がるその独特な甘みが、普通の枝豆とはひと味もふた味も違います。四季の変化がはっきりしていて、昼夜の寒暖差が大きい気候や、砂土で水はけが良い土地など、この地ならではの栽培条件が絶妙に合わさり、この独特な味わいを生み出しているのです。